コリント人への手紙第一10章13節
今月最後のオープン礼拝、題は「試練もまた祝福」です。人は試練を避けたいと思いますし、イエス・キリストを信じた人はみなバラ色の生活が待っていると思いがちですが、
そうではありません。試練もあります。しかし、試練を通して学ぶ多くのことがあるのも
事実です。日本に来た多くの宣教師たちもみな数多くの試練に合い、打ちひしがれた事も
あったことでしょう。しかし、それらを乗り越えて、現代の日本の教会が存在しています。試練を通して私たちは三つのことを学びます。
Ⅰ、洗練されたキリスト者になります。
金は熱い火を通して不純物が取り除かれて洗練された金になります。人間も同様です。
試練という火を通して不純なものが取り除かれて、洗練されたキリスト者になります。
Ⅱ、キリストに似た者とされます。(コリント人への手紙第一11章1節)
イエス・キリストの弟子にパウロがいます。パウロにはさまざまな試練がありました。
コリント人への手紙第二11章にパウロの試練のリストがあります。
しかし、その後、イエス・キリストに似た者とされたのです。
Ⅲ、忍耐力が養われます。(13節)
「耐えることのできないような試練に合わせることはない。」と、また「忍耐することに
よって自分のいのちを勝ち取りなさい。」(ルカ21・19)とあります。
試練を通して忍耐力が養われ、その忍耐力で神が約束されたものを得ることができます。
それは永遠のいのちであり、アブラハムに与えられた神の祝福です。(ヘブル6・12)
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