top of page
執筆者の写真faith

◆1月29日(日) 「あわれみ深くなりなさい」

更新日:2024年4月11日

ルカの福音書6章36節


平地の説教のなかで父なる神が憐れみ深いお方であることをイエス・キリストは語ります。主イエス・キリストは父なる神を「いと高き方」(35)と呼び、そのいと高き方があわれみ深いというのです。


Ⅰ、あわれみ深い天の父(36節)

35節に「いと高き方は、恩知らずな者にも悪人にもあわれみ深いからです。」とあり

ます。

英語ではあわれみはmercyで恵みはgraceです。この区別はほとんどなく、重なりあって

います。

ある学者は「恵み」は神の動機であり、「あわれみ」は現実の現れであると説明していま

した。そしてこのあわれみは苦しんでいる人に寄り添い、その人の苦しみを負うことです。

別の言い方では共感するともいえます。


Ⅱ、あわれみ深いイエス・キリスト

神の子なるイエス・キリストもあわれみ深いお方です。「イエスは舟から上がり、

大勢の群衆をご覧になった。そして彼らを深くあわれんで」(マタイ14・14)と

あります。


Ⅲ、あわれみ深くなるためには

私たちがあわれみ深くなるためにはどうしたらよいのでしょうか。

それを実行するには、私たちの道徳心・努力では不可能です。

それではできないのかと思うかも知れませんが、神のもとに行くことで、そのことが可能と

されます。

またイエス・キリストもよく祈られました。祈りの中で父なる神のあわれみに満たされたのです。私たちも父なる神のもとに行くこと、また、祈りのなかで与えられるものです。

子なるイエス・キリストが罪を赦されたように。

私たちもその神のあわれみの愛を知り、受けるならば、私たちの内に大きなあわれみの力が湧き上がり、愛する力・赦す力が溢れ出るのです。

閲覧数:3回0件のコメント

最新記事

すべて表示

◆12月15日(日) 「喜び、ひろげよう」

マタイの福音書11章2~11節 本日はアドベント第三礼拝です。 三本目のろうそくは「羊飼いのろうそく」と言われ、 喜びを表します。 主イエスの誕生を羊飼いたちは立ち合うことができて 喜びに満たされ、神を賛美します。(ルカ2・20) 私たちが喜ぶこととはどんなことなのか、...

◆12月8日(日) 「平和の王」

イザヤ書11章1~10節 本日はアドベント第二礼拝です。 二本目のろうそくは「天使のろうそく」と言われ、 平和を表します。 主イエスの誕生を天使は賛美します。 「地の上で、平和が みこころにかなう人々にあるように。」 (ルカ2・14)と。...

◆12月1日(日) 「来るべき者は汝なるか」

マタイの福音書11章1~6節 本日からアドベントに入ります。 本日の題は「来るべきものは汝なるか」で、 文語訳聖書より引用しました。 これは、バプテスマのヨハネが自分の弟子たちを通じて 主イエスに送った言葉です。 そこにはバプテスマのヨハネの心の奥にある心情があります。...

コメント


bottom of page