ルカの福音書23章34節
本日の礼拝は、棕櫚の聖日礼拝で、イエスがエルサレムへ入場された日です。
今日から一週間を受難週と呼び、イエスの十字架を深く覚える週です。
イエスは「されこうべ(どくろ)」いう不吉な名前の場所で十字架につけられたのです。
二人の強盗とイエスは十字架を背負い、この場所へ来たのです。途中、イエスは倒れそうになったので、ローマ兵は、無理やり、クレネ人シモンという人に十字架を背負わせました。
この十字架の刑は極悪人か、政治犯がかかるでした。イエスは正しい裁判を経ないで、
十字架にかけられたのです。ローマ帝国では何人もの罪人をまとめて処刑することが通例
だったそうです。
このイエスの十字架上では7つの言葉をイエスは言います。その最初の言葉がルカの福音書23章34節の言葉、「父よ、彼らをお赦しください。彼らは、自分が何をしているのかが分かっていないのです」で、この言葉は、
Ⅰ、愛を示しています。
イエスはその前夜に弟子たちの足を洗い、最後の晩餐を致します。イエスは、裏切ることになるユダの足まで洗い、極みまでの愛を弟子たちに示します。
そして、ここではローマの兵士や、あざけり罵声を放つ群衆のためにも、愛を示しているのです。
イエスの十字架は神と罪人との仲保者として、とりなしの祈りをささげているのです。
Ⅱ、救いを示しています。
「十字架のことばは、滅びる者たちには愚かであっても、救われる私たちには神の力
です。」とパウロは言います。(Ⅰコリント1・18)
十字架にかかられたイエスを信じる者たちは、滅びから救われ、また救われた者にとっては、それは神の力であると。
ヨハネは、十字架で裂かれた御からだから流れた血は、罪人の汚れを清めると言いました。「御子イエスの血がすべての罪から私たちをきよめてくださいます。」と。(Ⅰヨハネ1・7)
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