マタイの福音書16章13~19節 河本敏男勧士
新会堂の完成が間近となられた鈴蘭台福音教会で、
残り少ない現会堂での礼拝の講壇に立つ機会を頂けた
事を主に感謝しています。
またこれを機に、自身が経験した旧押部谷教会の会堂建築を
振り返る時を得て、
主は一つ一つの会堂建築を導き、
そこに主の栄光を現わして下さるお方であることを思い、
感謝しました。
今日のテキストは、教会建築に関わりを持った
クリスチャンなら、一度は心に留める箇所かと思いますが、
改めてご一緒に味わいたいと思います。
1. 私たちの上に建てられる教会
主は18節で、教会を「この岩の上に」建てると言われ
ました。
この『岩』(ぺトラ)は『シモン』(ペテロ)を指すと
思われますが、ペテロ個人というよりも、
彼と共に「あなたは生ける神の子キリストです」(16節)
と告白する私たち信仰者の群れの上に教会を建てると、
主が宣言なさったのだと信じます。
2. キリストの教会
主は、岩の上に建てると言われた教会を
「わたしの教会」(18節)と呼ばれました。
教会建築のために誰がどれほど献げたとしても、
誰がどれほど努力し貢献したとしても、
教会はその建物も群れもすべてがキリストのもの、
どこまでもキリストの教会なのです。
キリストが愛してやまない教会を、
私たちも共に愛して、共に建て上げるという
光栄ある務めにあずかっていることを憶えて、
いま一度主に感謝しようではありませんか。
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