ルカの福音書15章1~7節
失われた一匹の羊とその後、無くなった銀貨の話と、
たとえ話は続きます。共通している点は二つあります。
それは「喜び」です。
そして、今日の説教題は「一緒に喜ぶ」です。
ある牧師が「泣くことは簡単だが、喜ぶことは難しい。」と
言われたことがあります。
そして、この失われた一匹の羊のたとえ話には、
三つの喜びが知らされているのです。
Ⅰ、見つけた者の喜び(4節)
一匹の羊が羊飼いと出会い、喜んだのではなく、
羊飼いが喜んだのです。
見つけた者の喜びなのです。
私たちクリスチャンも、その見つけた喜びを
経験されたことがあるでしょう。
そしてその喜びは、価値あるものを見つけた時に喜びは増すのです。
イザヤ書43章4節には
「わたしの目には、あなたは高価で尊い。」とあります。
Ⅱ、天においての喜び(7節)
一人の者が、自分の罪を認めて悔い改めをするとき、
天において喜びがあるのです。
それは神の喜びです。
今まで神を愛せず、礼拝をしていなかった者が
神を礼拝するために教会に集う時に、
天においての喜びがあるのです。
Ⅲ、共同体の喜び(6節)
見つけた者の喜びと天においての喜び、
この二つの喜びとは別に、6節の御言葉を読むと、
一緒に喜ぶ者を主イエスは求めておられます。
それは共同体の喜びです。(ローマ12・15)
そして、愛の共同体が教会です。
教会に新しい人が加えられるとき、
そこに連なる一人一人も一緒に喜ぶのが、教会のあるべき姿です。
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